鎌倉には遠方からの観光客が来ることはあまりない、湘南エリアに住んでいるとそのうち名前を聞いたり、近くを車で走ったときに『えっ!?ここは何なの?』と不思議に思う山の中の高級別荘地があります。それも高級感というよりは、日本人なら誰しもが『侘び寂び』を感じる心地よい空間。それが鎌倉山。

その鎌倉山にある蕎麦・会石料理のお店『檑亭(らいてい)』をご紹介します。

『檑亭(らいてい)』とは

鎌倉の高級別荘地、鎌倉山に佇む檑亭本館は、建造は江戸時代で横浜市の戸塚の豪農、猪熊家の旧宅を昭和4年に移築改築したもの。

本館の一階は予約なしの68席、二階は懐石料理での予約制で個室。畳席で2名~45名まで。

お座敷で食べながら遥か遠くに見える相模湾の海は、山から見下ろす景色だけあり、隔世の感、格別なものがあります。

また、庭はおよそ5万平方メートル(1万5千坪)もあり、石仏や石塔、五重塔や法隆寺の夢殿を模した八角堂などがあり、季節の草花を楽しみながら、湘南の海に浮かぶ富士山・箱根・天城連山・大島なども見渡せる、雲の上で食べているような感覚をも味わえる格別な地です。

『檑亭(らいてい)』への行き方

店舗基本情報

住所   神奈川県鎌倉市鎌倉山3−1−1

電話番号 0467-32-5656

営業時間 11:00〜20:30(本館2階での会席料理の場合)

本館1階および庭園は、11:00〜日没頃(16:00頃)

露菴 11:30〜16:00

休日   1月1日〜3日

7月最終週月曜日〜木曜日

露菴は土日祝のみ営業

駐車場 第1駐車場 11台 第2駐車場 6台

電車の場合

鎌倉駅に着いたら東口(鶴岡八幡宮や小町通側)に出ます。

出ると正面向かって右前方にすぐバス乗り場の案内板があります。

目の前の横断歩道を渡り、バスの6番乗り場へ。

鎌倉山行きのバスに乗車します。

1時間に2本〜3本といったところです。

およそ20分ほどで最寄り、といっても目の前のバス停「高砂(たかさご)」へ到着します。

送迎車の場合

土日祝日のみ、モノレールの「西鎌倉」駅及びJR・江ノ電「鎌倉」西口から檑亭までの送迎サービスがあります。限られた本数で、連絡があった場合のみ運行しますので、必ず電話で予約を行ってご利用ください。

鎌倉駅西口からは3本、西鎌倉からは5本、あります。

 

車の場合

ナビに住所:鎌倉市鎌倉山3丁目1−1 を入力してください。

鎌倉駅西口から藤沢方面をまっすぐ走り、「常盤口」信号を左折、坂道を登っておよそ3分で看板と駐車場が見えます。

藤沢方面からの場合、手広の交差点を鎌倉方面へ走り、「常盤口」信号を右折、坂道を登って3分で駐車場と看板が見えます。

江ノ島方面からの場合、大船方面へ走り、モノレールの釣り線路が見えたら右折、坂道を登り、右手に小さなロータリーが見えたら右折、1,2分で駐車場と看板が見えます。

到着したら山門をくぐって入場料を払う

檑亭に着いたらまず「ここはお寺?」と思うような山門に出会います。それもそのはず。もとは、鎌倉西御門にあった古刹・寿延山高松寺の山門(1642年建立)で、お寺が宮城県に移転される際、昭和6年(1931年)にこちらに移築されたものがあります。

この山門を入って右側にある受付で入場券を購入します。(1人500円)この入場券は、食事の後、会計の際に提示すればお会計から引いてもらえます。

山門をくぐる手前に2つ標札が建っているので見てみてください。

文化庁から登録有形文化財として認められていることがわかります。

鎌倉市から景観重要建築物として認められていることが分かります。

さて、お会計をしたら、道なりにくだっていきます。散策ルートのような小道は途中で玄関があり、

さらにくだって見上げると本館が左手に見えます。側面から見上げると、2階にステンドグラス窓が見えます。

正面から見上げると、「うわぁー」って感じになると思います。ちょっとした感動を味わえる景色です。

『檑亭(らいてい)』の楽しみ方

蕎麦・会石料理を楽しむ

この日は平日でかつ、過去最強寒波が訪れると言われた日だったこともあり、店内はこのように空いていました。

過去に来店したのは週末だったり季節も春先だったこともあり、店内はたくさんお客さんがいたので今日はラッキーでした。

店員さんにも聞きましたが、やはりコロナ禍で客足はどうしても遠のいた感はあるとのこと。また、今日は特別に最強寒波の報道で来店が少ないようです。

週末はもっと来店もあり、特に多いのは桜の季節だそうです。新緑の季節もいいと思います。鎌倉山自体が緑で一面覆われますので、とても綺麗です。

座席は空いていたので選べました。窓際の席が空いていたのでそこにしました。写真では伝わりにくいですが、相模湾が庭の向こうに見えます。穏やかな時間が流れています。

そばメニューは税込みで1,100円〜2,750円です。ほとんどのメニューが1,000円台で食べられますので、高級別荘地の鎌倉山で文化財の江戸時代の建物で食事をしてこの値段であれば、割安感というか満足感は高いと思います。

せっかくなのでそば定食を注文しました。

お蕎麦も天ぷらもとても美味しかったです。煮物は人参の甘みが感じられ、エビしんじょうもとても美味しかったです。最後は蕎麦湯で〆ます。ご馳走様でした。

食後は、庭に出て一回り、といっても20分〜30分は楽しめる広さがあります。なんせ15,000坪ですので。

庭園散策を楽しむ

全行程をお見せするのは映画の本編のネタバレの感がありますので、一部分をご紹介いたします。

お店を出ると眼下に広大な庭が望めます。順路に従って下っていきます。

奈良の法隆寺の夢殿に模した建物、八角堂が見えてきます。

大分県で発掘された50万年前のかやの木の化石、がありました。

週末には甘味処として楽しめる露庵(ろあん)

十三重の塔

石造りの日時計とベンチ

ここで甘味を食べたり、夏はビアガーデンもやってるそうです。

ここまでの道程で3分の1か4分の1くらいになります。このあと、趣のある竹林を抜けていくと洞門があり、閻魔大王を中心とした石像郡、崖に100体もの石仏を配置した百仏崖、石造りの将棋版、今にも動き出しそうな二宮金次郎の石像、等などまだまだたくさんの見どころがあります。

ぜひ、食後の散歩を楽しんでみてください。

帰りは七里ヶ浜へ抜ける裏ルートがオススメ!

車で来られた場合、海へ出るなら通常は鎌倉駅の方向へ鎌倉山を下り、常盤口を右に曲がるか、江ノ島方面へ向かうか、ですが、七里ヶ浜まで最短ルートで山道を下る裏ルートがオススメです!

駐車場から出ると下り方向へ常盤口方向へ進みます。まもなく、横断歩道が見えます。右手に昔ながらの郵便ポストが見えます。そこを右に入ります。

まっすぐどんつきまで進み、左折します。遥か彼方に相模湾の海が見えます。

だんだんと道が細くなりすれ違いが厳しくなってきます。いよいよ一方通行になります。

このあたりから見える海が素敵な感じです。

あとは道なりに、交差点はその都度、山を下る方向へ曲がって進みます。やがて七里ヶ浜へまっすぐつながる道へと出ます。そこから見下ろす海がまた格別です。

まっすぐ進めば国道134号線にぶつかり、目の前は七里ヶ浜の海が広がります。5分から10分もあれば海に出ますので、かなりのショートカットなのでオススメです!

まとめ

鎌倉にはお寺や八幡宮などの史跡がたくさんありますが、郊外に佇む高級住宅地である鎌倉山には、歴史的な建造物で食べられるお蕎麦・会席料理のお店があります。

また食後には広大なお庭での散策も楽しめます。

山門をくぐって食事、散策までが一つのエンターテイメント、体験型の施設のようです。是非一度、『檑亭』に足をお運びください。